03-5206-3405

相続人の範囲

  1. 浦本法律事務所 >
  2. 相続人に関する記事一覧 >
  3. 相続人の範囲

相続人の範囲

法定相続人の範囲は、被相続人に配偶者がいたケースといなかったケースで場合分けするとわかりやすいです。

■被相続人に配偶者がいた場合
被相続人に配偶者がいた場合、配偶者は常に相続人になります(民法890条)。その上で、被相続人の子や直系尊属(両親や祖父母)、兄弟姉妹との関係が問題となります。

まず、被相続人に子がいた場合、配偶者と子が相続人となります。このとき、法定相続分はそれぞれ2分の1ずつとなります。なお、子が複数人いる場合は、2分の1の財産を等分することになります。例えば、配偶者と2人の息子がいる場合、配偶者が2分の1、長男・次男がそれぞれ4分の1を相続します。

次に、被相続人に子がおらず、直系尊属がいた場合、配偶者と直系尊属が相続人となります。この場合は、配偶者が3分の2、直系尊属が3分の1を相続します。

子も直系尊属もおらず、兄弟姉妹がいる場合には、配偶者と兄弟姉妹が相続人となります。法定相続分は、配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1となります。

子・直系尊属・兄弟姉妹がいずれもいない場合、配偶者が単独で相続人となります。

■被相続人に配偶者がいなかった場合
被相続人に配偶者がいなかった場合、先ほどの優先順位(子、直系尊属、兄弟姉妹という順番)で見たときに最上位の地位の人が法定相続人となります。

この場合は、相続人の人数に応じて相続財産を等分することになります。

浦本法律事務所では、東京都新宿区を中心に関東圏で、法律相談を行なっております。相続税対策がしたい、遺言の作成方法がわからない、遺留分減殺請求を行いたいなど、相続でお困りの方はお気軽にご相談ください。経験豊富な弁護士が、じっくりとお話を伺います。

浦本法律事務所が提供する基礎知識

  • 【弁護士が解説】相続放棄できないケースや対処法について

    【弁護士が解説】相続放...

    「相続放棄」とは、法定相続人が故人の遺した財産を一切承継しない旨の意思表示をすることをいいます。この相...

  • DV夫と離婚したい

    DV夫と離婚したい

    ■DVとは DVとは、ドメスティックバイオレンスの略称で、日本語では「家庭内暴力」のように訳されます。...

  • 相続人に関する相談を弁護士に依頼するメリット

    相続人に関する相談を弁...

    ■正確な法律知識 相続人の確定の際には、法定相続の正確な知識が求められます。また、戸籍の調査などの慣れ...

  • 調停離婚とは

    調停離婚とは

    調停離婚とは、夫婦間の話し合いのみで離婚が成立しなかった場合に、家庭裁判所において調停を開き、調停委員...

  • 公正証書遺言

    公正証書遺言

    公正証書遺言とは、公証人に作成してもらう遺言のことをいいます。そして、作成された公正証書遺言の内容は公...

  • 相続とは

    相続とは

    ■相続とは 人が亡くなったときに、その人が生前に有していた権利や義務を承継することを、相続といいます。...

  • 遺産分割の流れ

    遺産分割の流れ

    遺産分割の手続には、協議、調停、審判等の手続があります。 遺産分割の協議がまとまれば、調停、審判等の手...

  • 遺言の種類

    遺言の種類

    遺言は、法律の定めに従った方式で定める必要があり、これに反する遺言は無効と判断されます。 そのため、...

  • 共有財産と特有財産とは

    共有財産と特有財産とは

    「財産分与の対象となる財産は、具体的にどういったものがあるのだろうか。」 「結婚するよりも前から保有し...

よく検索されるキーワード

ページトップへ